内容
西安は古代シルクロードの起点として、また兵馬俑の故郷として世界的に知られています。中国で最も歴史ある都市の一つとして、毎年数百万人の観光客を惹きつけており、多くの旅行者が中国旅行で必ず訪れる都市となっています。そのため西安はチベットへ向かう旅行者にとっても人気の玄関口となっています。中国中部に位置する西安は交通インフラが整っており、ここからチベットへ向かうのは現実的で便利なルートです。
現在、西安からラサへの移動手段は飛行機と列車の2つが主流です。それぞれの方法には、旅行者の好みやスケジュール、予算に応じた異なる利点があります。西安からチベットへの具体的な行き方について、ご自身のニーズに合った選択をするための情報を以下でご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
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西安咸陽国際空港(XIY)は中国北西部最大の空港で、国内外線の主要ハブ空港です。市内中心部から約25キロに位置し、タクシー・空港リムジンバス・地下鉄で容易にアクセス可能です。
ラサ貢嘎空港(LXA)はチベットの基幹空港で、ラサ市街の南西約60キロに位置します。空港から市内まで約1時間の道中では、着陸直後からチベットの雄大な景観を垣間見られます。
林芝米林空港(LZY)は標高2,900メートルに戦略的に位置し、世界有数の高高度空港です。ラサ・成都・重慶・北京・西安など主要都市と結ぶ国内線を運航しています。
西安からラサへの直行便は約3時間で、チベット最速アクセス手段です。別ルートとして西安→林芝→ラサの中継便も利用可能。運賃は航空会社・予約時期・旅行シーズンにより変動し、旧正月等の繁忙期は値上がりするため、早期予約で割引を確保するのが得策です。
西安咸陽国際空港
| 運航区間 | 発着空港 | 発着時間例 | 所要時間 | 運航頻度 | 距離 | 片道運賃 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 西安→ラサ便 | 咸陽空港 - 貢嘎空港 |
06:55発10:10着/07:40発10:55着 08:55発12:10着/10:55発14:25着 12:55発16:10着/15:05発18:15着 |
3時間15分 | 毎日 | 1,779km |
エコノミー:$100 ビジネス:$180 |
| 西安→林芝便 | 咸陽空港 - 米林空港 | 07:20発10:10着/07:05発10:00着 | 2時間50分~2時間55分 | 毎日/隔日 | 1,476km |
エコノミー:$144/$127 ビジネス:$270/$326 |
西安市街中心部に位置する西安駅は、ラサ行き列車が発着する唯一の鉄道駅です。モダンな設備と明瞭な英語表記により、観光客でもスムーズに利用可能。ラサ駅は市中心部から車で約20分の距離にあります。
西安からラサへはZ165列車とZ265列車の2系統が運行されています。上海発ラサ行きZ165列車は毎朝9時19分に西安駅に停車。西安発後の所要時間は30時間3分です。広州発ラサ行きZ265列車は7時43分西安着・7時53分発で、所要時間31時間1分。軟寝台・硬寝台・硬席から選択可能です。
| 列車系統 | 発着駅 | 発着時間 | 所要時間 | 運行頻度 | 距離 | 運賃 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Z165(上海発) | 西安駅 - ラサ駅 | 9:27発→翌15:30着 | 30時間3分 | 毎日 | 2,864km |
軟寝台:$139 硬寝台:$88 硬席:$42 |
| Z265(広州発) | 西安駅 - ラサ駅 | 7:53発→翌14:54着 | 31時間1分 | 毎日 | 2,864km |
軟寝台:$139 硬寝台:$88 硬席:$42 |
多くの観光客が西安~ラサ間の列車を選ぶ理由は、車窓から広がる圧倒的な景観にあります。青海チベット高原の広大な大地、雪を頂く山脈、標高5,000メートル超で世界最高地点を通過するタングラ峠、息をのむような高原の湖沼など、中国随一の絶景が連続する記憶に残る旅となります。
外国人旅行者がラサ行きの航空機・列車を利用するには、パスポート、中国ビザに加え「チベット入域許可証(Tibet Travel Permit)」の所持が必須です。この許可証はチベット観光局が発行する入域必須書類で、申請には有効なパスポートと中国ビザが必要となります。通常、認可旅行代理店を通じて手続きを行います。なおチベット内の辺境地域や規制区域を訪問する場合、「外国人旅行許可証(Aliens' Travel Permit)」や「軍事区域進入許可証(Military Area Entry Permit)」などの追加書類申請が必要となる点にご注意ください。
チベットへ向かう前に、数日をかけて西安の豊かな文化遺産を探索することをお勧めします。中国の歴史を体感できる象徴的な名所が数多く存在します。
ユネスコ世界遺産であり、20世紀最大の考古学的発見の一つ。8,000体以上の等身大の兵士・馬・戦車の俑が、秦の始皇帝を死後の世界で守るために埋葬されました。
世界で最も保存状態の良い古代城壁の一つ。明代に建造された全長13.7kmの城壁は、市内を一望できる絶景スポット。散策や自転車での周遊が人気です。
7世紀に建立された歴史的仏教遺跡。玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像を保管するために建設され、西安の宗教的伝統を象徴しています。
活気あふれる路地に中華とイスラム文化が融合するエリア。ラム串、ビャンビャン麺、手作り包子など、西安名物の屋台グルメが密集しています。
チベットに足を踏み入れた瞬間から、圧倒的な自然美と深遠な文化遺産が交錯する感動の連続が始まります。この神秘の大地が紡ぎ出す珠玉の名所をご紹介しましょう。
ユネスコ世界遺産であるチベットの象徴。ダライ・ラマの冬の宮殿として知られ、丘の頂からラサ市街を一望する聖域。チベットの精神世界を体感する至高の場所です。
ラサの中心に佇むチベット仏教最高の聖地。毎日世界中から巡礼者が集まり、本堂には12歳の釈迦牟尼を映した黄金仏像(高さ1.5m)が安置されています。
ジョカン寺を囲む巡礼路が発展した市場街。チベット人の日常が息づき、手彫りの宝石、民族織物、仏画タンカなど伝統工芸品の宝庫です。
三大寺院の一角を占める学問の府。僧侶たちが庭園で繰り広げる仏教哲学の熱弁論争は、チベット仏教の生きた伝統を間近に見られる貴重な機会です。
「聖湖」と称されるターコイズ色の湖水。荒々しい山肌と雪峰を背景にリボンのように伸びる姿は、ガンパラ峠からの展望でその神々しさが際立ちます。
標高5,200メートルに位置する世界最高峰の展望台。金色に染まる日出、夕陽に浮かぶ山影、そして漆黒の夜空に広がる天の川——言葉を失うほどの自然のスペクタクルが連続します。
シガツェにあるパンチェン・ラマの霊廟。金色に輝く屋根、精緻な仏壁画、巨大な仏像群が特徴で、僧侶の祈りが漂う静謐な空間が広がっています。
6,630メートルのピラミッド型をした四宗教(仏教・ヒンドゥー・ジャイナ・ボン教)の聖山。氷河と砂漠が交錯する巡礼路は、自然愛好家にも究極のトレッキングルートです。
ブラフマー神が創造したと伝わる聖湖。透き通る湖水に映る神山カイラスを仰ぎ、巡礼者たちが沐浴する光景は、チベット精神文化の核心を体現しています。
ラサから北へ250キロ、標高4,718メートルに位置する世界最高所の塩湖。雪山に抱かれたターコイズの湖面は、チベット高原の神聖なる風景美を凝縮したような絶景です。
この旅は単なる移動ではなく、西安の「歴史の宝庫」とチベット高原の「息をのむ美」という、中国の二つの顔を体験する物語です。兵馬俑が守る古代文明から世界の屋根が広がる聖域まで、途切れることのない感動の連続となるでしょう。
西安発チベット行きをご計画の方は、今すぐ旅程の準備を始めるか、当社までご連絡ください。お客様の希望に合わせた西安発カスタマイズツアーをご提案いたします。